西裏と富士吉田
富士山と織物産業と共に歩む街
織物商売の中心地、東裏地区の絹屋町
西裏その１
東の問屋街、西の歓楽街
富士吉田市の中心市街地、下吉田は機屋と商人たちの街でした。街の真ん中を走る「本町通り」と、その両脇を走る「東裏通り」「西裏通り」。この３つの通りを中心に人々の暮らしが営まれていました。織物産業が栄えた時代、東裏からは機織りの音が、西裏からは酔っ払った人々の笑い声や芸者さんの三味線の音色が聞こえてきました。当時、西裏には200軒を越えるお店があり、他地域からも大勢の客たちが集まる関東屈指の歓楽街でした。
-
本町通り30後半？一品堂前(市広報)
-
子の神10年代
-
月江寺30後半？ﾌﾟﾛﾚｽ(市広報)
-
月江寺30後半？ﾌﾟﾛﾚｽ(市広報)
-
-
本町通り30後半？一品堂前(市広報)
-
子の神10年代
-
月江寺30後半？ﾌﾟﾛﾚｽ(市広報)
-
月江寺30後半？ﾌﾟﾛﾚｽ(市広報)
-
西裏その２
昭和の人々の活気が残る街
かつて、下吉田ではさまざまな催しが開かれていました。中でも盛り上がっていたのは「ミス富士コンテスト」。商店街で買い物をすると配られる投票券を握りしめ、思いを寄せる候補者に投票しました。ティアラをかぶり、ドレスをまとった美女達がオープンカーで本町通りをパレードする様子は吉田の街の活気を象徴する一大行事でした。
また、月に一度の「停電日」と呼ばれる機屋さんたちの休日には、夜遅くまで街中に灯りがともり、人々はおしゃれをして買い物や映画を楽しみました。西裏はいつも人で溢れかえり、通りを歩く人々は肩をぶつけながら歩いたといいます。今の西裏地区にも、昭和の時代をあそび尽くした人々の気配が所々に残されています。
市制祭やミスコンのパレードの様子。華やかな街の記憶。
昭和の西裏の人々。JAZZ BAR NOW 50周年記念映像より
西裏その３
平成から令和、新しい世代が集まる
織物産業の衰退とともに、西裏の街からも人影が減っていきました。平成に入ると、いよいよ静かな空き家街になってしまいましたが、ここ最近、新しい世代の人々が西裏でお店を開いたり、イベントを開催するなど、地域が大きく動きはじめています。
1西裏通り
道の先に大きな富士山を仰ぐ西裏通り。
この通りを中心に、左右に路地には所狭しと飲み屋が軒を連ねます。
2子の神通り
今も昔も、地元の人たちが足繁く通うのがこちらの通り。この通りのちょうちんが灯る頃になると、方々からやってきた人々が路地に吸い込まれ、西裏の長い夜が始まります。通りにある「子の神社」を地域の人が大切に守っています。
3新世界乾杯通り
一時期大半のお店が閉店し、雑草が鬱蒼とする廃墟街になっていましたが、2015年より少しずつ再生され、現在は8件の店舗が営業しています。イタリアン、居酒屋、スナック、バー、幅広い種類のお店をこの通りの中で楽しめます。
4ウエストキングストリート
昔からのスナックが軒を連ねる通りです。ドアの向こうが見えないお店構えがすこし玄人向け？ですが、勇気を出して扉をくぐれば、気さくなママたちが待つ居心地の良いお店ばかり。近年では若い世代がお店を開くなど、新しい動きが見えはじめています。
5ウエストクイーンストリート
狭い路地で鮮やに光るネオンが印象的な通りです。韓国居酒屋やキャバレーが立ち並びます。
西裏その４
地域の取り組み
昨今、中心市街地の下吉田では、地域の人々や移住者たちを中心に、さまざまな取り組みが行われています。西裏地区もまた、街の人たちの活動場所として新たな賑わいをみせています。ニュースページやSNSで西裏の最新情報を発信しております。ぜひご覧ください。
西裏ハイボール
FUJI TEXTILE WEEK
はしご酒
西裏マップ
-
西裏で何食べよう？